Monthly Archives: September 2018

川を渡ってみたらタイだった

任地でメコン川を見ていると、対岸の街の風景が目に映る。

川幅数百メートル、その向こうはタイ。

任地ボリカムサイ県パクサンの対岸の街は、タイのブンカーン県。

2011年にノーンカイから独立してできた、タイで一番新しい県なんだとか。

夜になるとパクサンはほとんど街灯がなく暗闇になる。

そうすると対岸ブンカーンの街の光がメコン川にも反射していて眩しい。

そんな憧れの街ブンカーン。

パクサンの人たちにとっては、休日のお出かけスポット。

タイ・ブンカーン県。メコン川挟んで北側にあるのがラオス・パクサン(任地)。

島国日本からやってきた私は、陸路移動の国境を越える瞬間も毎度なかなか興奮するけど、川を渡ったら外国だったなんていう経験もなかなかない。

今回9月4日〜9日までブンカーンで”ボートレース祭り”というお祭りが開催されていて、ラオスVSタイのボートレースがメコン川で行われたり、メコン川沿いにたくさんの出店などが出ているということで、それに合わせて同僚やその親戚と7人で日帰りで遊びに行ってきた♡(協力隊員は日帰りであってもラオス国外から出る場合は1ヶ月前までに届を出さないといけないのである)

イミグレ

港というには程遠くただただ開けた場所、それがれっきとした「パクサン国際港」

空路はもちろん、陸路であっても「イミグレを通過しないとその先には進めない」はずなのだが、ここはボート乗り場の「横に」イミグレ事務所がある。

イミグレ通らずに乗れてしまうんじゃないかというようなシステム。

私はもちろんちゃんと(!)イミグレ事務所に行き、出国カードを書き、窓口にパスポートを出した。イミグレに10,000kip。ラオス人、タイ人以外でこのイミグレを利用する人はやはり珍しいみたいだった。

一緒に行った友達はまだあとから合流する友達のパスポートを先に出して、普通にスタンプ押してもらってたけどそれダメだよね?

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メコン川ボートトリップ

さて、15,000kipのボートチケットを買い、適宜行き来している船に乗る。

ボートに乗る際、名前をチェックしていた。イミグレとの照合だろうか。

「渡し船」と聞いていたから、地元の人がいつもそこらへんでゆらゆら乗ってる手漕ぎの細長いボートを想像していたのだけど、もちろんそんなことはなく、30人くらいは乗れる木製の大きめのボート。モーター式。

人が集まると、いよいよ出発。いつも見ているメコン川の上にいるんだと思うだけで興奮。

メコン川は広くて、ずっと先に綺麗な山が見えて癒された。

景色を楽しんでいると、10分しないうちにブンカーンへ到着。本当にあっという間のボートトリップだ。

“Welcome to Buengkan, Thailand”という文字に、本当にこんな一瞬でタイに来たんだと実感。

タイ側のイミグレはラオス側より厳しく、一人ずつ並んでパスポートを出して顔写真も撮られる(これが普通だけど)。

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ちょうど船が戻ってきたところ。この黄緑のに乗るよ〜!

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さあタイの船着場が見えてきた!

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ブンカーンぶらり

入国手続きが完了したら、トゥクトゥクに乗って市内へ移動。

ついさっきまでラオスにいたのに、その街の風景はタイだった。看板がタイ語になったからなのか、先月サムイ島で見たような、店の前に洗濯機が立ち並ぶランドリーを見たからなのか、道の脇に立つ木が違うのか、わからないけどタイの空気だった。

メコン川沿いへ到着すると、ボートレース祭りのための出店や移動遊園地で盛り上がっている。食べ物、雑貨、服、化粧品、などあらゆるものが売っていてお祭りらしい雰囲気だった。

移動遊園地も思ったよりちゃんとしていて、久しぶりにぐるぐる振り回される乗り物に乗りました。観覧車にも乗って、メコン川の向こう側、私の街が見えて不思議な気持ちだった。

 

お祭りを満喫したあとは、ラオス人にとってメインの「買い物タイム」。

まずはセブンイレブン、それからTESCO Lotusというタイ中にある複合型スーパー!食料品だけでなく衣料品や家電なんかもあったり、他の飲食店も入っている。サムイ島でも行ったので懐かしい気持ちになった。

市場ではなく「スーパー」。物が棚に陳列されていて、値段がついていて。

一緒に行ったラオス人たちは、いろいろ買っていたけど、なかでもシーフードをたくさん買っていた。海老や魚など。やっぱりラオスのより新鮮で美味しいらしい。

私はタイにしかなさそうな石鹸や大好きなトムカーガーイのもと、タイビールなどを買ってみた。

このスーパーはラオ語も併記されていて、ラオ人客の多さをうかがわせるのだった。

もうひとつはMakroという、倉庫型卸売店へ。日本だとコストコみたいなイメージ。

ここもあらゆるものがケース単位でどーんと売っている。

一緒に行った友達はそれぞれのお店ですごい量の食料品や日用品を買っていた。ラオスの市場で買えそうな野菜なども買っていた。帰りのトゥクトゥクは自分たちより買った物の方が面積を占めていたんじゃないかと思うほど。

帰ったあとは友達の家で、買ってきた大量の野菜や魚でチュンパーティー!いわゆる鍋!

新鮮な魚や海老美味しかった。

そんな感じで、気軽に隣の国へおでかけできちゃうのもラオス生活の楽しみのひとつなのです。(繰り返すと、隊員は1ヶ月前までの申請が必要だけど…)

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ハーバルサウナのすゝめ

ハーバルサウナ(薬草サウナ)については以前も書いたことがあるけど、これはラオスの誇れる文化というか習慣のひとつだと思う。

日本でも銭湯にはサウナがついているけど、暑いだけなことが多い。

最近はレジャー施設化した銭湯とかもあって、それこそ岩盤浴とかに行くと、リラックスした香りがするようになってたり、岩によって効用が違っていたりして、そういうのは私も好きだけど。

 

ラオスの伝統的なハーバルサウナは、レモングラスやユーカリを主に使い、スチームが出ていてその香りを浴びながらゆっくりと汗を流すことができる。温度は5〜60度くらいかな。ほどよくじんわりと入っていられる。

スクラブをしたりハーブの効いたお茶を飲みながら出たり入ったりするのがなんとも気持ちいい時間。スクラブは牛乳やヨーグルトをベースに、コーヒーやタマリンドを混ぜて肌に塗りたくる。

 

ビエンチャンのハーバルサウナは隊員や観光客に人気だけど、我が任地パクサンにも2軒あり、地元の人たちで賑わっている。

いつもは家から自転車で10分弱くらいのポーシー村のサウナに一人で行くのが好きだったけど、最近同僚に誘われて、少し遠くのシヴィーライ村のサウナに行ってみた。

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ここは休憩スペースが屋外にあって(屋根ありスペースもあるけど)、暗くなると満天の星空の下でスクラブしたりお茶を飲みながら休憩できる。周りもラオスののんびりした村で、静かで癒される。ここのサウナは他のところよりユーカリが強めなのかスースーする感じで気持ちいい。

サウナに行くと汗流してさっぱりするけど、何より心のデトックスになってる気がする。サウナの中は薄暗くて、スチームでもくもくとしていて、そこに座ってただただハーブの香りを楽しみながら静かに過ごす。携帯とか余計なものも持っていかないしそれって瞑想に近くて、何も考えずにいられる貴重な時間。

といいながらも何も考えないようにするって難しいなと思うんだけど、そういう空間って日本ではもちろん、ラオスでもなかなか作れなかった。

最近不安なことがあったり、いろんなことがあっていっぱいいっぱいで気持ちが沈みがちだった。そういう時にこそこういう空間に少し身を置くと、心がスッキリ、少し軽くなる気がする。だからサウナはとても心のデトックスになっている。

サウナの中に居合わせている他の人たちと世間話をすることもあるけど、それはそれで、なんだか地元ならではという感じで楽しい。

「娯楽」という娯楽は少ないこの街だけど、のんびりとサウナで自分と向き合って過ごす時間は贅沢で、これはラオスで見つけた新しいお気に入りの過ごし方だなと感じている。

眠れない夜

どこにもやり場のない気持ち。

大人なんだから、自分でなんとかするべきなんだけど、そこまで強くない自分もいる。

時々いろんな感情が溢れて止まらなくなる。

なんと表現したら良いかわからない気持ち。

怒りでもなく、悲しみでもなく、なんだかもどかしい気持ち。

外国での暮らしを始めて8ヶ月。

1人でここで生きるのは、思ったよりも、大変だった。

どうしても日本にいる友達には楽しそうなところばかり見せたくなってしまうけど、浮き沈みが激しい毎日。

もっと楽しく、この念願の異文化での暮らしを心から楽しめたら良いのに。

孤独感に襲われてばかり。

ここに来たことを、後悔はしてないけど、今登っている壁は、自分には相当高かったみたいだ。

好きな国で、好きな仕事をしてても。

 

今自分が何を求めているのかわからない。

人生のうちの短い一瞬、豊かな経験をしたい。

けど目先の気持ちを満たすことばかり考えてる。

 

もうちょっと強くなりたい。

いまはそのための、ちょっとした試練なのかな。

乗り越えたら何か見えてくるかな。

 

 

眠れない真夜中に、何かいま思うこと書いておきたくなった。

 

独りでは何も愛せやしない

独りじゃ何も変えられやしない

眠れない夜も

あなたに会う夢の中にいるよ

-眠れない夜 BONNIE PINK

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ラオスで転ぶとどうなるか

いうまでもなく一番大事です。安全。健康。

協力隊に限らず、元気でいること、無事でいることは何より大事。

だから協力隊員でもバイク(小型二輪)に乗ってもいいのは、活動に必要と判断された一部の隊員のみとされている。

同じ街にドイツ政府から派遣されているドイツ人ボランティアがいますが、全員にとりあえず貸してくれるらしい。(しかも免許なくても借りられるって言ってたような。。?)

それを聞くとJICAの安全管理の厳しさがよくわかります。

私もコミュニティ開発隊員で、村を巡回したりということで、バイク隊員です。

ラオスでバイクに乗るために様々な過程を経てきた。

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メコンから見る明日

いつ行っても、何度見ても、飽きなくて心が落ち着く。

そしていつ行っても、一つも同じ景色ではないから不思議。

同じ日でも、刻一刻と景色が変わっていくから、今目の前にある景色は本当に一期一会なんだなと思う。

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乾季の雲一つないオレンジの世界になる夕焼けも綺麗だし、雨季の雨が続く日々にふと晴れ間が出てきて、雲と混じり合う夕焼けが出てきてくれた時もたまらない。

 

色々なことがあるけれど、このメコンに包まれるように穏やかな気持ちになれれば、明日もまた頑張れる気がする。

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ムーイ族とボリカムサイらしさ。

最近の活動の話を少し。

今は主に二つの軸で進めている。

ひとつめは、織物製品の新製品開発。

ラオスには49民族ともいわれる多くの民族がいますが、我がボリカムサイ県には、ムーイ族という低地ラオ族に属される民族の人たちがところどころに住んでいて、特徴的な織物を織っています。

ボリカムサイに来て半年ちょっと、この地ならではの物を見つけたかった。けれど最初は何がここにしかないものなのか、わからなかった。そして他の県なども行くうちにわかったのは、ムーイ族の織物は、とっても「ボリカムサイらしい」ということ。

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