Monthly Archives: November 2018

パクサンの片隅で。

家から800mほどのところにある市場で、毎日食料を買っている。

自転車で行くことがほとんどだったんだけど、最近夕方涼しくて気持ち良いから、散歩がてら歩いて行っている。

歩いていると、その途中にある家の家族が、私が通るたびに声をかけてくれるようになった。もちろん知り合いではない。

敷地内から大声で呼びかける感じで、

「どこ行くのー?」

「市場〜!!」

帰り道でもまた

「何買ったのー?」

「野菜ー!!」

別の日も、きっと私が市場に行くことはわかっているんだろうけど、同じように声をかけてきてくれる。

そして先日は、帰りがけに通るとちょうど家の前でその家族がご飯を食べていた。

いつもは「何買ったの?」だけだったけどその日は、

「おいでー!一緒に食べよう!」

って言ってくれた。

もう食材を買ってしまってたけど、今日使わなくても良いもんね。

早速輪に入れてもらい、焼きキノコとビールを一本いただきながら、自分がなぜラオスにいるか、どんな仕事をしているかという話や、その家族の生活や仕事の話を聞いた。

こうやって話すのに、言葉の壁がもうほとんどないことにも気づく。そっかもう私ラオスに10ヶ月もいるんだ。

たわいもない話なんだけど、その輪に入れてもらえてるだけで自然と落ち着く。

このパクサンという小さな街の隅で、少しは一員になれているのかなあ。

こういう小さな出会いこそがここで暮らしている中で、一番大切にしていきたいものだなあと思う。

 

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わたしがここにいる意味

CPと私が考える、私の役割は一致していると思ってた。

だけど1年近く経っても「成果」が出せない私に見切りをつけたのか。

私の後任要請の話が出て来た時に、副局長に言われた。

「もうJICAボランティアは十分」

そして先日CPにも言われた。

「もう局(配属先)はJICAボランティアを必要としてない」

 

私「でも生産者は必要としてくれてる。生産者の役には立てる!」

CP「生産者の役に立てても、私たちが必要ないんだから、必要ない。生産者を助けたいなら、自分で生産者のところに行って。」

なぜそんなに突き放されるのか。

確かに、目に見えた成果はまだ出せていない。

それでも少しずつ、生産者への講習や調査などを進めて来た…つもりだった。

ラオ語の書類作りがあんまり得意じゃなくて、なかなか活動の報告書が出せていなかったからいけないのだろうか。

一緒に活動してきたCPにそんなこと言われるのはあまりにしんどかった。

いくら上の人の意向に逆らえないからって、そこまで言われなきゃいけないのか。

私、ここにいる意味ないんだ。

いらないって思われてるんだ。

自己満足にならないようにって思ってきたけど、結局配属先には何も伝わってなかったんだ。自己満足だったんだね。

 

でも私には今日本に帰る理由はない。

まだラオスの特産品開発に関わりたい。

もっともっとやりたい。

でもここでは必要とされてないんだ…。

 

悔しくて、涙が止まらなかった。

 

そんな私を横目に気まずそうに「孫の迎えがあるから」って帰っていくCP。

 

もうこんなとこいたくない。

そうだ、他の任地に行きたい。

同じ職種で今募集している県もある。そこで0からやらせてもらえないかな。

そうやって「任地変更」が頭をよぎった。

 

一方で頭から離れないのは、ボリカムサイの生産者さんの存在。

一緒にハンディクラフトフェスに出て、弱いところが分かってこれからも一緒に頑張っていこうと約束したチャップ。

他にもようやく関係を築き上げた生産者さんたちが何人もいる。

確かにボリカムサイは地産地消できるものも多く、私ができる製品開発や販路開拓は限られてるかなあと、活動の限界も感じ始めていた。

それでも本当は、ここで2年間やりきりたい。

でもあと1年以上も、生産者の役に立とうという気持ちがあまりないあの職員たちと一緒にいるなんて、時間の無駄なんじゃないか。

そんな葛藤が、ずっと巡っている。

 

わからない。

私はこの局の業務改善をしにきたわけじゃない、マンパワーでもない、そりゃいなくたって変わらない訳だけど。

それでもこの局の役目である、生産者の援助。それを「一緒に」やりにきたんじゃないのか。

結局は局には生産者の本当の意味での支援というモチベーションはほとんどないのが事実。

そんな中で、これからもやっていけるかな。

考えるだけでしんどい。

明日も職場に行きたくない。

また透明人間みたいになるのももう嫌だ。

 

でも諦めたくない、生産者さんたちとの活動。

わたし、どうしたらいいんだろう。

わたし、何でここにいるんだろう。