Monthly Archives: December 2018

無気力状態

そう、一言で表すなら、「無気力状態」。

活動のこと。

やりたいこと。やらないといけないこと。

わかっているんだけど、なんだか気力が起きないのだ。

そんな状態が、いつからか思い出せないくらい長い間続いてる。

そんな状態に慣れてしまうほど。

 

でも、そんな状態に共感しつつも、一緒に励まし合って進んでいこうって。

そう決めたから。

だからきっと、これからはもっと前を向いていける。

だから、この気持ちを大事にしていこうっていう、私の新しい決意。

 

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師走のまんなかに

最近ラオスも朝晩めっきり寒い。

もちろん日本のそれと比べたら、どうってことないんだけど。

朝は寒くて布団から出れないくらいには寒い。

 

もはや、なんにもしてないけどさ。

心穏やかに過ごせてたら、いいじゃないか。

山口絵理子さんの世界の肌ざわり:「挑戦すること」に疲れたら、“美しい休憩”をとりましょうを読んで、ああ今の自分の必要なものはこれだなって思った。

心の奥を揺さぶるような、心の琴線に触れるようなものがみたい。

誰かが心の底から表現したいと思ったその何かをおもいきり、感じたい。

 

Canonの単焦点レンズを落としてしまってからなんだか写真を撮るのも億劫になった。修理には出せてない。

言い訳してるだけなんだけど。

 

でも日本への一時帰国を決めてからは、少し気持ちが楽になった。

一度は帰らないと決めたのだけど…。やっぱり一度リセットしたかったし、ラオスを客観的に見たいと思った。そうでもしないと、これ以上前に進めないような気がしたから。

ごはんとか、友達や家族に会えること、どれもが楽しみだけど、ただ日本という場所に行きたかった。

そう考えた時、今のこの日々も当たり前じゃないような気がして、途端に愛おしくなった。

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お昼ご飯を食べたあと。昼は暑くなる。

もう2018年が終わるのかあ。

いろんな気持ちになりすぎて、なんだか不思議な年だったな。

「師走」という言葉がこんなにも似合わない12月は初めてかもしれない。

 

いろんなものにもっと触れたい。もっと考えたい。すこしずつまた、自分から動けるようになりたいな。

南アフリカからのバトン(リレーブログ)

世界中に、同じ時期に頑張る同期がいることは、協力隊に来てよかったって思えることのひとつ。

先日もアフリカ隊員と話をしていた時に、ふとブログを使って、みんなで何かひとつのことができたらおもしろいね、っていう話が出た。(詳しくは南ア隊員yuさんのブログをご参照)

そして協力隊の間で、質問と回答をつないでいくリレーブログをやってみよう!ということになり、光栄ながら、最初のバトンを同期の南アフリカ・PCインストラクターyuさんことあさみん(ブログ:ゆーといぼっくす)より受け取りました。

 


●南アフリカ隊員からラオス隊員への10の質問

1. ぶっちゃけ「コミュニティ開発」ってなにするの?

※ コミュニティ開発は、青年海外協力隊の1つの職種です。

任地の対象地域の暮らしを「よりよく」していくことがミッションです。

基本的には、その対象はそのコミュニティの住民全員となります。例えば活動対象は女性となっていても、女性に何らかの活動を行うことで、その家族の生活が良くなる、ひいてはそのコミュニティ全体の生活が良くなることにつながりますね。

老若男女、どんな職業の人も、そのコミュニティにいれば活動対象となります。

つまり、あなたもわたしも、コミュニティ開発される対象になりうるのです!笑

その観点は生活向上全般を担うものから、保健、水、農業、手工芸品など様々なものがあります。

例えば保健なら、手洗い指導を行い、住民の健康改善をめざすことも、よりよい暮らしのひとつとなります。

農業や手工芸品だと、よく収入向上が目標とされます。すでにある農作物や手工芸品を、より質の高いものにしたり、販路を開拓し、より多くの収入を得られるようにすること。収入が上がればこれまでできなかったことができるようになる場合が多いので、これもよりよい暮らしができることに繋がります!

ラオスのコミュニティ開発隊員は私も含め、手工芸品の製品開発、マーケティング、販路開拓を行い、収入向上をめざすという活動を行っています。ラオスは伝統的に織物などを含めた手仕事が各地方で行われています。

もともとラオスの織物や雑貨が好きで、とても興味があったので、繊細で素敵なラオスの手工芸品に携われて本当に幸せだなあと思います。

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2. 今までで楽しかったエピソードを教えて!

生産者さんと初めて新しいものづくりができたとき!

私が提案したものを、生産者さんが実際に形にしてくれました。

もちろん製品としてはまだまだなのだけど、その生産者さんの布の柄がすごく好きだったのもあって、それが違う形になってこの世界に登場したっていう感動!

その時に生産者さんもすごくモチベーション高くやってくれたっていう感動!

ようす

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3. 逆にしんどかったエピソードを教えて!

同期がいる街にバスで向かおうとしたところ、ラオス正月というのもあって激混みで席がなく、ぎゅうぎゅうになりながら床でうずくまるしかなかったこと。

しかも当時気温も40度くらいあるのに冷房もほとんど効いてないし、気づいたら後ろのプラ椅子に座ってたおばさんの足の間に頭がフィットする感じになってるし、日本の満員電車よりある意味つらかった…。しかも途中タイヤが壊れて9時間くらいかかったし…。笑

ラオス、都市間はバス移動が基本ですが結構しんどいです。

でも今となっては笑える思い出。

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4. ラオス人と仲良くなるコツは?

まずは一緒にご飯を食べる。カオニャオを手で食べておいしいねっていうと喜んでくれます。

そして次は一緒にビールを飲む。イッキ(ラオスにも浸透してる言葉笑)にも付き合って長時間一緒に騒げばもう仲間入りです。とにかくビールを飲むのが大好きなラオス人。

プチラオス語講座:「キンカオ」=ご飯を食べる

「キンビア」=ビールを飲む

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5. ラオスに来たらここを見て欲しい!ってポイントは?

メコン川。不思議なくらい心が落ち着いて、癒されます。

それから人々の暮らし、かな。家族や近所の人との自然だけども助け合っているところは、私も今後の人生でこうしたいな、と思うことがたくさんあります。

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6. 病気や衛生状態ってどんな感じ?

衛生状態は、一般的な東南アジアレベルだと思います。

どのくらいかというと、水道水は飲めないとか、トイレは手桶式が多かったりとか。

でも街を歩いてて汚いなあと思うことはそんなにないです。そういう意味では、他の東南アジアの都市より綺麗かも。ポイ捨ては多いですが、托鉢でお坊さんが歩くというのもあり、夜が明ける前にそれを拾ってくれる人がいたりします。

病気に関しては、マラリアやデング熱、狂犬病などの他の途上国にもあるような一般的な病気はあります。マラリアは流行地域となっているようですが、そこまで蔓延しているわけではなく、ラオス隊員は今のところ予防薬などは飲んでいません。

7. ぶっちゃけ他の東南アジアとどこが違う?

どこかのんびりしていて、商売っ気がないところかな。

だからラオスはぼったくりとかも少ない気がします。

自分たちでも「わたしたちは商売がヘタなんだ〜あはは」って言っているくらい。

8. ベストショットを1枚見せて!

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メコン川と共に生きるラオスの人たち

9. 将来はラオスと日本どちらに住みたい?

やっぱり快適なのは日本だけど、なんだかんだ、ラオスに戻ってきてしまいそうな自分がいる。

ラオスにはずっと関わっていたいし、どこにいても心はラオスにありそうな気がします。笑

10. ラオスを一言で表すと!

『メコンのサラダボウル』

ちっちゃな国なのに、いろんな民族がいて、とっても彩り豊かに暮らしてる。

そんなラオスでこれからも楽しくやっていきたいと思いまーす!


 

では次のバトンを、エスワティニの帝王、同期PCインストラクターのエスワティニユウジさん(ブログ:ashita.ga)へと渡します!訓練所ではパーフェクトヒューマンと呼ばれてた彼、さて聞いてみたかったことをこの際聞いちゃいます!!

●ラオス隊員からエスワティニ隊員へ聞いてみたかったこと!

  1. 「スワジランド」から「エスワティニ」になって実際に何か影響はあった?
  2. エスワティニの人たちってどんな人?(性格、好きなものなど…)
  3. エスワティニで活動してもうすぐ1年ですね。一番感動したことは?
  4. 逆に、一番困ったなあ〜大変だったなっていうことは?
  5. エスワティニのビールについて教えて!
  6. PCインストラクター、ここが楽しい!やりがいがある!っていうところは?
  7. 代表的なご飯を教えて!
  8. 来る前に想像していた「アフリカ」、その通りだったこと、そうじゃなかったことを教えて!
  9. ぶっちゃけ、「スワジユウジ」と「エスワティニユウジ」、どっちが気に入ってる?笑
  10. 近々テレビにも出るそうですね。日本の人たちにアピールしたいエスワティニ3つ!!
  11. ベストショットを見せて〜!

バトンがどんなふうに駆け巡るのか楽しみ!乞うご期待です。

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NTCでは野外訓練委員仲間でした!次のバトン、よろしくねー!

“美しい瞬間”を生きる。

本日12月13日。

ちょうど1年前の今日は、二本松訓練所を退所し、同期のみんなと別れる日でした。

あの日から会ってない同期もたくさんいる。

でも70日間を一緒に過ごしたみんなが今も世界のどこかで頑張っているんだなっていうことが、常に日々の支えになっています。

そんな同期の一人が、協力隊Advent Calendarという素敵な企画をしてくれました。なんだかみんなとつながれる気がして、うれしいねー!

今日は13日目、私の番ということで、書かせていただきます。

とりとめもない文章になりますが、訓練所での、ケニア同期による自主講座「Tell your story」でもお話させていただいた、「美しい瞬間」について書きたいと思います。

 

今日のタイトルにもした、向田麻衣さんの『”美しい瞬間”を生きる』という本を読み、私はこの道を選ぶことを決めました。

とても抽象的かもしれないけど、私も”美しい瞬間”を作りたい。そう思ったから。

その経験は、ほんの一瞬の出来事だったとしても、その人の人生にその後もきっと長く寄り添って、暗闇に落ちそうだったときに支えてくれる。

おいしいものを食べること。仲間と何かを成し遂げる瞬間。新しい景色に出会うこと。大切な人といること。

どれもかけがえのない、美しい瞬間。

数字的に、とか、論理的な成果、も大事かもしれないけど、一人一人の心に残り続ける、その人の人生に寄り添えるような瞬間を作れたらどんなに素敵なことかと思った。

協力隊は、そんな瞬間を作ることができるチャンスを持っていると思う。自分にとってのものだけでなく、現地の人にとっての美しい瞬間も。

私がこの1年ラオスで見つけた、美しい瞬間について書きたいと思います。

 

ことば。ラオス語は不思議な言葉で、構造も発音も、私がこれまで使ってきた日本語や英語とまったく異なる。その響きは柔らかくて、ただでさえ気性を荒くしないラオスの人たちだから、ラオス語を使っている時は、私も気持ちが少し、柔らかくなる気がする。「ぱにゃにゃん(頑張る)」「めんにゃん(何)」に代表するように、とにかく可愛らしい。その単語も面白くて、例えば「雷」は「空が歌う」というふうに表現する。ある雨季の日、雷が鳴り響いていて怖かったのだけど、「空が歌っているんだ」って思ったらなんだか少し安堵したことがある。そんなラオスの人たちの考えや歴史が詰まったラオス語を話せること、そしてそのことばを話すことでラオスの人たちに少しでも近づけていることは、私にとって大事な美しい瞬間の一つになっている。

自然。ラオス語で自然を意味する「タマサート」という言葉も、ラオスの人たちの心、生き方を表している気がする。ラオスの人たちは自然の中で生きている。自然の恵みを大切にし、自然が荒れている時はそれを受け入れる。果物、葉っぱ、虫、たくさんの自然を口にする。美しい山々やメコン川と寄り添って暮らしている。洪水で街が沈みかけていた時には、釣りを始めたり、ボートを漕いでのんびりしていたり、自然に決して抗わず、その状況を前向きにとらえていた。私もラオスに来て、数え切れないほどの美しい自然を目にした。雄大な山、日々表情が変わるメコン川、ラクサオの美しい岩山、それらの中で暮らすラオスの人々の姿。それらはきっとこれからも忘れない、美しい風景だったと思う。

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任地ボリカムサイから見るメコン川

仏教。ラオスの暮らしには仏教が根づいている。仏教が良い循環を作り出している。だからみんなお寺へ行き、静かに過ごす時間、托鉢をすること、それらをとても大事にしている。ラオスは助け合いの社会だ。一人の人を作ろうとしない。私もご飯をもらったり、送り迎えをしてもらったり、他にも困った時、何度助けられたかな。仏教の精神に日々触れられること、そのおかげで穏やかに過ごせること、そんな心を、もっとたくさん知りたいなと思う。

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手しごと。ラオスの手しごと、とりわけ織物は、目を見張るほど美しい。そこにはそれぞれの民族や地域の人々の歴史や文化がたくさん、たくさん詰まっている。ラオスの人にとっては、それらは生きる手段。私はそれをよりよい方法で残していけるお手伝いをしている。この前生産者さんが、シータマサート(天然染色)を自ら始めてくれた。その糸の優しい、美しい色が忘れられない。これでどんな布を織りだしてくれるのだろう。生産者さんと一緒に、美しい瞬間を作っていきたい。それは形に残る布という物だけではなく、その過程で感じる喜びや感動までも。

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自然の色は、なんて優しくてあたたかい

人びと。ラオスの人たちは、本当に優しい。先ほども書いた助け合いの精神が強いからというのもあるかもしれないけど、目が合うとニコッと笑ってくれる人ばかりなのはなんでだろう。イライラばかりしてしまう時もあるけど、そんな笑顔に出会うたびに、私はこの国にいられてよかったって思う。この人たちと、美しい瞬間をたくさん作りたいなって思う。

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ラクサオの村の小学校にて

 

実際はもちろん、綺麗事ばかりじゃない。

 

うまくいかないことのほうが多いし、さみしい気持ちにたくさんなる。

でも私がラオスで見つけた美しい瞬間は、私のかけがえのない宝物。

そんな宝物を大事にしていきたいし、残りの時間で、ラオスの人にもそれらを残していきたい。

いろんな感情がめぐりにめぐって、いまようやく協力隊としてここにいられることを心から肯定できるようになった。

成果とか、達成するべきことはたくさんあるけれど、その根本には「美しい瞬間をつくりたい」という気持ちがあること。それを忘れずに、前を向いてラオスで過ごしていきたいなと思います。

 

**明日14日はモロッコの方による記事が続きます。モロッコ、いってみたいなあ〜!楽しみです。