世界中に、同じ時期に頑張る同期がいることは、協力隊に来てよかったって思えることのひとつ。
先日もアフリカ隊員と話をしていた時に、ふとブログを使って、みんなで何かひとつのことができたらおもしろいね、っていう話が出た。(詳しくは南ア隊員yuさんのブログをご参照)
そして協力隊の間で、質問と回答をつないでいくリレーブログをやってみよう!ということになり、光栄ながら、最初のバトンを同期の南アフリカ・PCインストラクターyuさんことあさみん(ブログ:ゆーといぼっくす)より受け取りました。
●南アフリカ隊員からラオス隊員への10の質問
1. ぶっちゃけ「コミュニティ開発」ってなにするの?
※ コミュニティ開発は、青年海外協力隊の1つの職種です。
任地の対象地域の暮らしを「よりよく」していくことがミッションです。
基本的には、その対象はそのコミュニティの住民全員となります。例えば活動対象は女性となっていても、女性に何らかの活動を行うことで、その家族の生活が良くなる、ひいてはそのコミュニティ全体の生活が良くなることにつながりますね。
老若男女、どんな職業の人も、そのコミュニティにいれば活動対象となります。
つまり、あなたもわたしも、コミュニティ開発される対象になりうるのです!笑
その観点は生活向上全般を担うものから、保健、水、農業、手工芸品など様々なものがあります。
例えば保健なら、手洗い指導を行い、住民の健康改善をめざすことも、よりよい暮らしのひとつとなります。
農業や手工芸品だと、よく収入向上が目標とされます。すでにある農作物や手工芸品を、より質の高いものにしたり、販路を開拓し、より多くの収入を得られるようにすること。収入が上がればこれまでできなかったことができるようになる場合が多いので、これもよりよい暮らしができることに繋がります!
ラオスのコミュニティ開発隊員は私も含め、手工芸品の製品開発、マーケティング、販路開拓を行い、収入向上をめざすという活動を行っています。ラオスは伝統的に織物などを含めた手仕事が各地方で行われています。
もともとラオスの織物や雑貨が好きで、とても興味があったので、繊細で素敵なラオスの手工芸品に携われて本当に幸せだなあと思います。
2. 今までで楽しかったエピソードを教えて!
生産者さんと初めて新しいものづくりができたとき!
私が提案したものを、生産者さんが実際に形にしてくれました。
もちろん製品としてはまだまだなのだけど、その生産者さんの布の柄がすごく好きだったのもあって、それが違う形になってこの世界に登場したっていう感動!
その時に生産者さんもすごくモチベーション高くやってくれたっていう感動!
3. 逆にしんどかったエピソードを教えて!
同期がいる街にバスで向かおうとしたところ、ラオス正月というのもあって激混みで席がなく、ぎゅうぎゅうになりながら床でうずくまるしかなかったこと。
しかも当時気温も40度くらいあるのに冷房もほとんど効いてないし、気づいたら後ろのプラ椅子に座ってたおばさんの足の間に頭がフィットする感じになってるし、日本の満員電車よりある意味つらかった…。しかも途中タイヤが壊れて9時間くらいかかったし…。笑
ラオス、都市間はバス移動が基本ですが結構しんどいです。
でも今となっては笑える思い出。
4. ラオス人と仲良くなるコツは?
まずは一緒にご飯を食べる。カオニャオを手で食べておいしいねっていうと喜んでくれます。
そして次は一緒にビールを飲む。イッキ(ラオスにも浸透してる言葉笑)にも付き合って長時間一緒に騒げばもう仲間入りです。とにかくビールを飲むのが大好きなラオス人。
プチラオス語講座:「キンカオ」=ご飯を食べる
「キンビア」=ビールを飲む
5. ラオスに来たらここを見て欲しい!ってポイントは?
メコン川。不思議なくらい心が落ち着いて、癒されます。
それから人々の暮らし、かな。家族や近所の人との自然だけども助け合っているところは、私も今後の人生でこうしたいな、と思うことがたくさんあります。
6. 病気や衛生状態ってどんな感じ?
衛生状態は、一般的な東南アジアレベルだと思います。
どのくらいかというと、水道水は飲めないとか、トイレは手桶式が多かったりとか。
でも街を歩いてて汚いなあと思うことはそんなにないです。そういう意味では、他の東南アジアの都市より綺麗かも。ポイ捨ては多いですが、托鉢でお坊さんが歩くというのもあり、夜が明ける前にそれを拾ってくれる人がいたりします。
病気に関しては、マラリアやデング熱、狂犬病などの他の途上国にもあるような一般的な病気はあります。マラリアは流行地域となっているようですが、そこまで蔓延しているわけではなく、ラオス隊員は今のところ予防薬などは飲んでいません。
7. ぶっちゃけ他の東南アジアとどこが違う?
どこかのんびりしていて、商売っ気がないところかな。
だからラオスはぼったくりとかも少ない気がします。
自分たちでも「わたしたちは商売がヘタなんだ〜あはは」って言っているくらい。
8. ベストショットを1枚見せて!
9. 将来はラオスと日本どちらに住みたい?
やっぱり快適なのは日本だけど、なんだかんだ、ラオスに戻ってきてしまいそうな自分がいる。
ラオスにはずっと関わっていたいし、どこにいても心はラオスにありそうな気がします。笑
10. ラオスを一言で表すと!
『メコンのサラダボウル』
ちっちゃな国なのに、いろんな民族がいて、とっても彩り豊かに暮らしてる。
そんなラオスでこれからも楽しくやっていきたいと思いまーす!
では次のバトンを、エスワティニの帝王、同期PCインストラクターのエスワティニユウジさん(ブログ:ashita.ga)へと渡します!訓練所ではパーフェクトヒューマンと呼ばれてた彼、さて聞いてみたかったことをこの際聞いちゃいます!!
●ラオス隊員からエスワティニ隊員へ聞いてみたかったこと!
- 「スワジランド」から「エスワティニ」になって実際に何か影響はあった?
- エスワティニの人たちってどんな人?(性格、好きなものなど…)
- エスワティニで活動してもうすぐ1年ですね。一番感動したことは?
- 逆に、一番困ったなあ〜大変だったなっていうことは?
- エスワティニのビールについて教えて!
- PCインストラクター、ここが楽しい!やりがいがある!っていうところは?
- 代表的なご飯を教えて!
- 来る前に想像していた「アフリカ」、その通りだったこと、そうじゃなかったことを教えて!
- ぶっちゃけ、「スワジユウジ」と「エスワティニユウジ」、どっちが気に入ってる?笑
- 近々テレビにも出るそうですね。日本の人たちにアピールしたいエスワティニ3つ!!
- ベストショットを見せて〜!
バトンがどんなふうに駆け巡るのか楽しみ!乞うご期待です。
NTCでは野外訓練委員仲間でした!次のバトン、よろしくねー!